イスラエルへの報復明言=ヒズボラ指導者が警告 2024年08月02日 05時38分
【イスタンブール時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は1日、イスラエル軍による首都ベイルートへの空爆でヒズボラの軍事部門最高幹部が殺害されたことを受け、イスラエルに報復すると明言した。時期や規模は言及しなかったが、「敵やその背後にいる者はわれわれの明確な反応を待つべきだ」と警告した。
イスラエル軍は先月30日、イスラエル占領地ゴラン高原へのロケット弾攻撃の報復としてベイルートを空爆し、ナスララ師側近のフアド・シュクル氏を殺害した。同氏の葬儀で演説したナスララ師は、ゴラン高原に対する攻撃への関与を改めて否定した上で、「見せ掛けではない真の反撃を模索している」とけん制した。