新指導者にシンワル氏=ハニヤ氏後任、イスラエル最大の標的―ハマス 2024年08月07日 05時08分
【イスタンブール時事】イスラム組織ハマスは6日、イラン訪問中に殺害された最高指導者ハニヤ氏の後任として、パレスチナ自治区ガザのトップ、ヤヒヤ・シンワル氏を選出したと発表した。昨年10月のイスラエル奇襲の首謀者とされ、イスラエルが最大の標的として殺害を狙うシンワル氏をトップに据えることで、敵対姿勢を改めて鮮明にした。
欧州シンクタンク「欧州外交評議会(ECFR)」などによると、シンワル氏は1962年ガザ生まれ。ハマスに加入後、軍事部門の創設にも関わり、イスラエル軍兵士2人を殺害したとしてイスラエルで20年以上収監された。2011年の捕虜交換で釈放され、17年からガザ地区トップを務める。15年には米国が「特別指定国際テロリスト」に指定した。