主要穀物が下落=米関税が重荷―シカゴ市場 2025年03月05日 08時49分

 【ニューヨーク時事】4日のシカゴ商品取引所(CBOT)では、主要穀物の大豆やトウモロコシの先物相場が下落した。トランプ米政権の関税引き上げを受けて米国産農産品に報復関税が課され、需要が落ち込むとの懸念が重荷になった。
 大豆の終値は前日比1%安の1ブッシェル=999.00セント。小麦は2%下落、トウモロコシも売られた。
 トランプ政権は4日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を発動、中国には2月に適用した追加関税にさらに10%を上乗せした。これに対し、中国政府は米国産の小麦やトウモロコシに15%、大豆や牛肉に10%の追加関税を今月10日から課すと発表。米国産大豆の最大の輸出先は中国だ。 

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