豪シドニーに新摩天楼=三菱地所など開発 2025年03月05日 15時26分

【シドニー時事】オーストラリア最大都市シドニーの繁華街で5日、日本とカナダの企業が共同開発した高層複合ビル「パークライン・プレイス」が開業した。高さ155メートル、地上39階の摩天楼は、昨年開通した地下鉄新線のガディガル駅の真上にそびえ、新たなランドマークとなりそうだ。
同ビルの開発は、三菱地所とカナダのオックスフォード・プロパティーズ・グループなどが手掛け、物件価値は約13億豪ドル(約1200億円)。延べ床面積5万5700平方メートルで低層階に飲食店、5~35階にオフィスが入る。高層階からはシドニー湾が一望できる。
地下鉄直結の利便性や、電力源の100%を再生可能エネルギーとするなど環境への配慮が売りで、オフィスの75%が入居内定済み。共用スペースには地元産の石材を用い、豪州の自然美を生かしたデザインを採用している。
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