マラソン大会に人型ロボット参戦へ=各国から招待、世界初―中国 2025年03月05日 20時36分

【上海時事】新華社電などによると、中国・北京市は5日までに、同市郊外の産業団地「北京経済技術開発区」で4月13日に開催されるハーフマラソン大会に人型ロボットが参戦すると発表した。マラソン大会で人型ロボットが走るのは世界初という。20体以上が参加するとされ、安全上の理由から一般ランナーとは別のレーンを走る。
世界中の企業、研究機関、大学などから人型ロボットを大会に招待する。二足歩行し、遠隔操作あるいは自律走行できるロボットのみ参加が認められる。レース中の電池交換も可能。ロボットには3時間半の完走時間制限を課す。
主催者側は「ロボットに対する一般の人々の理解を深め、ロボットの社会への実装を加速させることを期待する」としている。中国では政府の後押しを受け、人工知能(AI)を搭載した人型ロボットの活用が積極的に進められており、製造現場や役所などに相次いで投入され、注目を集めている。