イスラエル空軍有志がガザ停戦訴え=戦闘より人質解放優先 2025年04月11日 07時15分

【カイロ時事】イスラエル空軍の予備役ら約1000人からなる有志グループが10日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスへの攻撃を続けるよりも、停戦合意を通じた人質の解放を優先すべきだと訴える連名の書簡を発表した。イスラエルのメディアが伝えた。
書簡はイスラエルの新聞各紙に掲載され、戦闘継続は「人質やイスラエル兵、罪のない民間人に死をもたらす」と指摘。「過去に証明されたように、合意によってのみ人質を安全に帰還させることができる」と強調した。また、戦闘は「政治的、個人的利益」のために行われていると訴えた。
イスラエルのネタニヤフ首相は、有志グループの動きを「内部からイスラエル社会を破壊しようとしている」と述べ、過激派と同一視した。