停戦交渉、打開探る=プーチン氏とウクライナ協議―米高官 2025年04月12日 07時13分

11日、ロシア北西部サンクトペテルブルクで会談したプーチン大統領(右)とウィトコフ米中東担当特使(AFP時事)
11日、ロシア北西部サンクトペテルブルクで会談したプーチン大統領(右)とウィトコフ米中東担当特使(AFP時事)

 ロシアのプーチン大統領は11日、北西部サンクトペテルブルクで米国のウィトコフ中東担当特使と会談した。ロシアが侵攻を続けるウクライナでの全面停戦に向けて意見を交換。米国の仲介外交にもかかわらず戦闘が続く中、ウィトコフ氏は事態打開への糸口を探ったとみられる。
 ロシアのメディアによると、会談は4時間を超えた。ロシア側は「ウクライナ危機解決に関する各側面」が議題だったと説明し、プーチン氏がウィトコフ氏と握手を交わす写真を公開した。
 ロシアのドミトリエフ大統領特別代表(外国との投資・経済協力担当)は会談後、X(旧ツイッター)で「生産的な議論」だったと評価。ただ、ペスコフ大統領報道官は会談に先立ち、「ここで何か大きな進展があるとは期待できない」と語っていた。 

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