「ベルリンのように分割も」=和平合意後のウクライナ―米特使 2025年04月12日 10時09分

ケロッグ米特使(ウクライナ担当)=2月15日、ドイツ南部ミュンヘン(AFP時事)
ケロッグ米特使(ウクライナ担当)=2月15日、ドイツ南部ミュンヘン(AFP時事)

 【ロンドン時事】トランプ米政権のケロッグ特使(ウクライナ担当)は、ロシアと和平合意後のウクライナについて、米国や英国、フランス、ソ連の共同管理下に置かれた「第2次大戦後のベルリンのように」分割される可能性があるとの考えを示した。11日に公開された英紙タイムズ(電子版)とのインタビューで語った。
 ケロッグ氏は首都キーウを通るドニプロ川の西側に英仏が主導する部隊が配置されても、ロシアに対し「全く挑発的ではない」と指摘した。ロシア軍は現在実効支配している南部クリミア半島やウクライナ東部に駐留。その他の地域にはウクライナ軍が展開するほか、現在の前線付近に非武装地帯を設ける案を示した。ただ、米国は地上部隊を派遣しないと強調した。 

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