デモ活動家の国外追放認める=弁護側は上訴方針―米移民裁判所 2025年04月12日 14時28分

【ニューヨーク時事】米南部ルイジアナ州の移民裁判所は11日、コロンビア大でイスラエル抗議デモの中心人物だったパレスチナ人活動家マフムード・ハリルさん(30)について、国外追放を認める判断を下した。米メディアが報じた。弁護側は上訴する方針。
トランプ政権は「反ユダヤ主義との闘い」を掲げ、デモに参加した移民の強制送還を進めている。シリアのパレスチナ難民キャンプ出身のハリルさんは米国の永住権を持つが、移民税関捜査局(ICE)に3月、身柄を拘束された。
ルビオ国務長官は裁判所に今月9日提出した書簡で、ハリルさんの活動が「ユダヤ人学生にとって敵対的な環境を助長した」と指摘。その上で、外交政策に悪影響を及ぼす移民の法的資格は取り消すことができると主張した。