IAEAトップがイラン訪問へ=外相は週内に訪ロ 2025年04月14日 20時54分
【ベルリン、イスタンブール時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は14日、X(旧ツイッター)で、週内にイランを訪問すると発表した。AFP通信によると、イランのメディアは16日に現地入りすると伝えた。アラグチ外相やエスラミ原子力庁長官らと会談し、核開発の監視協力などについて意見を交わすとみられる。
グロッシ氏は米イラン協議を念頭に、「外交的解決が緊急に必要とされる中、(イランが)IAEAと継続的に協力することが不可欠だ」と強調した。
一方、イラン外務省報道官は14日、アラグチ氏が今週ロシアを訪問すると明らかにした。ロシアはイラン核合意締結国の一つで、報道官によると、オマーンで開かれた米国とイランの高官協議についても話し合う見通し。プーチン大統領と会談する可能性もあり、イラン情勢を巡る外交が活発化している。