「チベット悪質言動」に対抗=米国人のビザ制限へ―中国 2025年04月14日 21時07分
【北京時事】中国外務省の林剣副報道局長は14日の記者会見で、チベット自治区に関して「悪質な言動」をした米国人へのビザ(査証)発給を制限すると表明した。ルビオ米国務長官は先月末、自国の外交官らが同自治区を自由に訪問することが認められていないとして、関係する中国当局者へのビザ発給を制限すると発表。中国は対抗措置を示唆していた。
林氏は「中国は友好的な外国人のチベット訪問を歓迎する。人権や宗教、文化を名目にしたチベット問題への干渉には反対する」と主張。具体的にどのような言動を「悪質」と判断するのかは言及しなかった。