「ウラン濃縮」は交渉外=イラン、米をけん制 2025年04月16日 19時36分

【イスタンブール時事】イランのアラグチ外相は16日、イラン核問題を巡る米国との高官協議で「(イランの)ウラン濃縮活動を交渉対象にはできない」と語った。地元メディアなどが伝えた。米国は19日に再開予定の次回協議以降、イランにウラン濃縮を含む核開発計画を全て停止し、放棄するよう求めるとみられ、米側をけん制した。
トランプ米大統領は「イランは核兵器を持つべきではない」と繰り返し強調。米交渉団を率いるウィトコフ中東担当特使は15日、X(旧ツイッター)で、イランは兵器化のみならず濃縮活動そのものを「停止し、排除しなければならない」と訴えた。