ミス「日本酒」で普及へ=地元カレーと取り合わせ―インド 2025年04月18日 10時05分

【ニューデリー時事】インド・ニューデリーで17日、日本酒の魅力を伝える役割を1年間担う「ミス酒インド」を選ぶコンテストが開かれた。国際交流基金の施設で、最終選考に残った女性5人がそれぞれダンスなどを披露し、日本酒にまつわるエピソードをアピールした。
インドでホテル事業や飲食店を手掛ける「ヒロハマ・インディア」が主催。3代目グランプリに選ばれたマーケティング業のアタンシャさん(29)は「とても興奮している。普段あまり酒を飲まないけど、日本酒は一口飲んだら好きになった。多くの人に魅力を知ってほしい」と話した。
前夜には、現地の日本大使公邸で飲食店経営者らを集め日本酒とインド料理とのペアリング(組み合わせ)イベントが開催。参加者は魚や豆のカレーなどとの意外な取り合わせを楽しんだ。
14億人超の人口を抱えるインドでは宗教的な理由から酒を口にしない人も多いが、仮に飲酒人口が1割でも日本の全人口を上回る。巨大市場で販路を拡大しようと、日本の蔵元が現地で酒造りを目指す動きも出ている。
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