ガザ停戦、イスラエル案を拒否=全人質解放は撤退と引き換え―ハマス 2025年04月18日 07時20分

イスラエル軍の空爆を受けたジャバリヤ難民キャンプから上がる煙=14日、パレスチナ自治区ガザ北部(EPA時事)
イスラエル軍の空爆を受けたジャバリヤ難民キャンプから上がる煙=14日、パレスチナ自治区ガザ北部(EPA時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉でイスラム組織ハマスの代表団を率いる幹部のハリル・ハイヤ氏は17日、テレビ演説し、イスラエルが提示した停戦案を拒否する考えを示した。拘束する人質全員の解放には、イスラエル軍がガザから撤退し、戦闘を終結させる必要があると訴えた。
 イスラエル当局者は地元メディアに、ハマス側から正式な回答は受け取っていないと述べたが、実質的に交渉が行き詰まった形だ。イスラエルのネタニヤフ政権内で影響力を持つ極右政党党首のベングビール国家治安相はX(旧ツイッター)に「ガザでナチス(ハマス)が降伏するまで戦争を継続するのみだ」と投稿。イスラエルがガザ攻撃を強める可能性がある。 

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