教皇死去に「哀悼の意」=中国 2025年04月22日 17時58分
【北京時事】中国外務省の郭嘉昆副報道局長は22日の記者会見で、フランシスコ・ローマ教皇の死去に「哀悼の意」を表明した。その上で「近年、中国とバチカン(ローマ教皇庁)は建設的な接触を続け、有益な交流を行ってきた。共に努力し、関係改善を進めたい」と述べた。
バチカンは欧州で唯一台湾と外交関係を結んでおり、中国と国交がない。中国とは司教任命権を巡って長年対立してきたが、フランシスコ教皇の下で歩み寄りの動きが続いていた。郭氏はバチカンに対し、台湾を中国の一部とする「一つの中国」原則を支持すべきだと強調した。