5月13日から中東歴訪=サウジと経済協力強化へ―トランプ米大統領 2025年04月23日 06時54分

【ワシントン時事】レビット米大統領報道官は22日、トランプ大統領が5月13~16日の日程でサウジアラビアやカタール、アラブ首長国連邦(UAE)を歴訪すると発表した。第2次トランプ政権下で初の本格外遊となる。
レビット氏は「訪問する国々との関係強化を目指す」と語った。トランプ氏は1期目の初外遊先としてサウジを訪れていた。
サウジではサルマン国王のほか、事実上の最高権力者ムハンマド皇太子と会談。2国間の経済協力拡大のほか、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉やイラン核問題を巡り議論する見通し。
トランプ氏は、自身の仲介によるイスラエルとサウジの国交正常化の実現を目指す。しかしサウジは、イスラエルが後ろ向きなパレスチナ国家の樹立を正常化の条件としている。サウジはまた、米国がガザを所有し、住民を域外に退去させるとしたトランプ氏のガザ復興構想に反対している。
トランプ氏は中東歴訪に先立ち、今月25、26両日にイタリアを訪問し、バチカンで執り行われるフランシスコ・ローマ教皇の葬儀に参列する。