ダボス会議創設者を調査=不正行為の内部告発―報道 2025年04月23日 08時10分

【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は22日、世界経済フォーラム(WEF)が創設者のシュワブ前会長を不正行為の疑いで調査していると報じた。WEFの年次総会は、世界各国の政財界要人が集う「ダボス会議」として知られる。
シュワブ氏は21日に退任を発表した。報道によると、同氏夫妻の不正行為を内部告発する書簡が今月届き、WEF理事会が20日の緊急会議で調査開始を決めた。
告発では、WEFが購入したスイス・ジュネーブの高級不動産を私的に使用。ホテル客室でのマッサージもWEFの資金で支払ったほか、シュワブ氏の妻も架空の会議名目で豪華な旅行をしていたとされる。シュワブ氏は疑惑を否定しているという。