ハマスは人質解放せよ=ガザ支配や武器の放棄要求―パレスチナ議長 2025年04月23日 21時13分

23日、ヨルダン川西岸ラマラでの会合で発言するパレスチナ自治政府のアッバス議長(EPA時事)
23日、ヨルダン川西岸ラマラでの会合で発言するパレスチナ自治政府のアッバス議長(EPA時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治政府のアッバス議長は23日、ガザへの攻撃を続けるイスラエルに「犯罪行為の口実を与えている」としてイスラム組織ハマスを非難し、拘束する人質を解放するよう求めた。その上で、ハマスに対しガザ支配をやめ、武器を自治政府に引き渡すよう迫った。
 テレビ中継されたラマラでの会合の冒頭で発言した。アッバス氏が表立ってハマスを強く批判するのは異例だ。
 ガザの停戦交渉を巡り、イスラエルはハマスの武装解除を求め、ハマスは反発。交渉の行き詰まりを受け、仲介国はハマスが人質全員を解放する引き換えに、5~7年間にわたり停戦する新たな案を提示したとされる。 

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