ロシア軍、クルスク州を「完全解放」=北朝鮮参戦、初めて認める 2025年04月26日 21時20分

ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は26日、ウクライナ軍の越境攻撃を受けていた西部クルスク州を完全に奪還したと明らかにした。プーチン大統領に「本日(占領されていた)最後の集落をウクライナから解放した」と報告した。ゲラシモフ氏はこの中で、同州解放作戦に「北朝鮮兵が参加した」と初めて認めた。
ただ、ウクライナ軍参謀本部はSNSでゲラシモフ氏の報告内容を否定。「真実ではない。防衛は続いている」と主張している。
ウクライナのゼレンスキー政権は昨年8月、ロシア本土に占領地を得て、将来的な停戦交渉でカードにしようと越境作戦を開始。国境地帯の1268平方キロを制圧した。ロシア側は奪還を進め、今年3月にウクライナ軍の拠点の町スジャを解放したと発表していた。