「月の破片」土壌採取へ=中国が探査機打ち上げ 2025年05月29日 06時12分

【北京時事】中国の無人探査機「天問2号」が29日、内陸部・四川省の西昌衛星発射センターからロケットで打ち上げられた。月の破片ではないかと天文学者の間で注目される小惑星「カモオアレワ」の土壌を採取することなどが計画されている。
カモオアレワは最大で直径約100メートルとみられている。巨大隕石(いんせき)が月面に衝突した衝撃で月から剥がれ、その後、太陽を周回する軌道に乗ったとの研究報告があるが、地球から観測しにくく、起源も含めて分かっていないことが多い。