ドイツ南部の名城、世界遺産に=「総合芸術作品」―ユネスコ 2025年07月12日 22時48分

【パリ時事】国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は12日、ドイツ南部バイエルン州にある白亜の名城、ノイシュバンシュタイン城などを世界遺産に登録することを決めた。「際立つ美しさと規模、豪華さを兼ね備えた総合芸術作品」とたたえている。
同城はアルプス山脈の麓に建ち、年間150万人が訪れる人気観光スポット。州内のリンダーホーフ城、ヘレンキームゼー城、山荘「シャッヒェンの王の館」も同時登録が決まった。
いずれも19世紀に、バイエルン王国の第4代国王ルートウィヒ2世の命で着工。詩的な想像上の世界を目に見える形にするという狙いの下、設計・建設に当時の「最高の職人と最新の技術」(同委)が投入された。