衝突で80人死亡=ドルーズ派と遊牧民―シリア南部 2025年07月14日 21時37分

 【イスタンブール時事】シリア南部スワイダで13日、イスラム教少数派ドルーズ派の武装集団と遊牧民ベドウィンの間で衝突が起きた。国営メディアなどが伝えた。在英のシリア人権監視団によると、14日までに子供を含む80人が死亡、約200人が負傷した。
 暫定政府は事態沈静化のため治安部隊を派遣。衝突の長期化は「混乱を引き起こすだけだ」として、双方に自制を促した。
 ドルーズ派武装集団を巡っては、4月から5月にかけて首都ダマスカス近郊で起きた治安部隊との衝突激化で100人以上が死亡。隣国イスラエルがドルーズ派保護を名目にシリア領内を空爆した。イスラエル軍は14日、シリア南部で戦車数両に攻撃を加えたと明らかにした。 

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