国連専門家パネルに朝長さん=「核戦争の影響」調査 2025年07月19日 07時19分

被爆者で医師の朝長万左男さん=2024年11月、長崎市
被爆者で医師の朝長万左男さん=2024年11月、長崎市

 【ニューヨーク時事】国連は17日、核戦争が行われた場合の影響を調査するための独立した科学専門家パネルにグテレス事務総長が21人を任命したと明らかにした。日本からは、長崎で被爆した医師の朝長万左男さんが選出された。
 パネルの設置は、昨年12月に採択された国連総会決議によるもので、核・放射線に加え、気候や環境、医学、農業といったさまざまな分野の専門家で構成。核戦争の後、公衆衛生や生態系、世界の社会経済システムなどの面において、地球規模から地域レベルでどのような影響が出るか調査する。9月に初会合を開き、2027年の国連総会で報告書を提出する。 

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