イスラエルのガザ対応非難=日欧など28カ国外相が共同声明 2025年07月22日 07時03分

【カイロ時事】日本や英仏など28カ国の外相は21日、共同で声明を出し、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡るイスラエルの対応を非難した。同国が主導する支援物資配給について「危険であり、情勢不安を助長し、ガザ住民の尊厳を奪っている」と指摘。住民を南部に隔離する「人道都市」の設置計画を巡り「国際人道法違反だ」と糾弾した。
ガザではイスラエルが軍事作戦を開始した2023年10月以降の死者が、今月21日時点で5万9000人を超えた。
イスラエル外務省は、共同声明を「拒否する」と反発。イスラム組織ハマスが停戦合意をこれまで拒否してきたと主張し、「戦争継続と(イスラエル、ガザ)双方での苦しみについて、唯一ハマスに責任がある」と強調した。