ウクライナ、反汚職デモ3日目突入=大統領新法案も奏功せず 2025年07月25日 08時11分

24日、ウクライナの首都キーウで、汚職対策当局の権限を奪う法律に抗議する人々(EPA時事)
24日、ウクライナの首都キーウで、汚職対策当局の権限を奪う法律に抗議する人々(EPA時事)

 ウクライナで汚職対策当局の権限を奪う法律が成立し、抗議デモが広がったのを受け、ゼレンスキー大統領は24日、国民の懸念を払拭するための新たな法案を最高会議(議会)に提出した。事態沈静化を狙うが、奏功せず、異例のデモは同日夜、首都キーウなどで3日目に突入した。
 連日の反政権デモはロシアの侵攻下で初めて。ウクライナ国内の団結が揺らげば、交戦するプーチン政権を利することになりかねない。
 ゼレンスキー氏は24日、汚職対策当局の独立性を保つとして、法整備を進める方針を表明。ただ、デモ参加者は法律の撤回を訴えており、要求が受け入れられたと考えていないようだ。 

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