外国語指導助手を定期派遣=日本大使館で壮行会―インド 2025年07月26日 05時50分

インドから日本に派遣される外国語指導助手(ALT)と小野啓一大使(前列中央)ら=25日、ニューデリーの日本大使館
インドから日本に派遣される外国語指導助手(ALT)と小野啓一大使(前列中央)ら=25日、ニューデリーの日本大使館

 【ニューデリー時事】インドから日本政府の外国青年招致事業(JETプログラム)に基づく外国語指導助手(ALT)の定期派遣が行われることになり、首都ニューデリーの日本大使館で25日、第1号となる派遣員の壮行会が開かれた。
 今回派遣されるのはALT11人と、自治体の国際交流員(CIR)3人。北海道から長崎まで11都道県の学校や地域で英語教育や国際交流活動に携わる。これまでインドからの参加者はわずかだったが、日印関係の緊密化に伴い、毎年一定数のALTをインドから受け入れることになった。派遣期間は通常3年。
 ALTとして北海道小樽市の小中学校で教える予定のスリシティ・タネジャさん(24)は流ちょうな日本語で「日本や日本の方々から大切な経験や学びをいただいた。今度は私が恩返しをする番。少しでも日本の子供たちの力になれるよう精いっぱい頑張る」と決意を示した。
 小野啓一大使は定期派遣に関し、「日印の草の根の交流にとって大きな前進であり、両国関係のさらなる強化に不可欠だ」と述べた。 

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