米EU首脳が会談=貿易交渉で合意目指す 2025年07月28日 01時29分
【ワシントン、ブリュッセル時事】トランプ米大統領と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は27日、英北部スコットランドのターンベリーで会談した。激しく競り合ってきた貿易交渉で合意を目指したい考えだ。複数の米欧メディアは、EUへの相互関税を15%とする案で合意が近いと報じている。
トランプ氏は会談冒頭、記者団に対し「EUと合意したいが(可能性は)五分五分だ」と強調。EUへの関税が15%を下回ることはないと明らかにした。
ラトニック商務長官は27日、米FOXニュースのインタビューで「EUは合意を望んでいる」と説明。「問題は、トランプ氏が30%の関税を下げるだけの価値がある、市場開放という適切なディール(取引)をEUが提示するかだ」と強調した。また、8月1日の期限は延長しない考えを示した。