財政健全化の必要性明示=日本の長期金利高止まり―IMF報道官 2025年09月12日 05時10分

 【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は11日の定例記者会見で、日本国債長期物の利回り上昇に関し、緩やかな財政健全化の必要性を明確に示していると強調した。日本に対し、「ルールに基づいた財政枠組み」の導入を求めた。
 石破茂首相の退陣表明を受け、次期政権が積極財政を進めるとの思惑から、日本国債30年物の利回りは3%超の水準に高止まりしている。コザック氏は、枠組みが「財政の持続性に対する説明責任と透明性を強化する」としたほか、日本国債市場の投資家の裾野拡大にも寄与し得るとの見方を示した。 

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