ドイツ極右議員、中国側から収賄か=検察が事務所捜索 2025年09月12日 05時26分

【ベルリン時事】ドイツ検察は11日、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のクラー連邦議会議員の事務所など関係先を一斉に捜索した。独メディアが報じた。シュピーゲル誌によると、中国側から不正に資金を受け取っており、収賄やマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いが浮上している。
検察は昨年4月、当時欧州議会議員だったクラー氏の事務所スタッフの男を中国のスパイ容疑で逮捕した。報道によると、その後の捜査で、2019~22年ごろ、この男の関係先から、計5万ユーロ(約860万円)以上が、クラー氏の弁護士事務所に支払われ、請求書が偽造されていた疑いがあるという。