IMFナンバー2にカッツ氏=米財務長官の首席補佐官 2025年09月19日 07時11分

国際通貨基金(IMF)本部=ワシントン(AFP時事)
国際通貨基金(IMF)本部=ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は18日、ナンバー2となる筆頭副専務理事にベセント米財務長官の首席補佐官であるダニエル・カッツ氏を起用する方針を表明した。就任は10月6日付で、理事会の承認が必要となる。
 学者出身のゴピナート前筆頭副専務理事は8月末で退任し、米ハーバード大教授に復帰した。財務長官の側近を幹部に送り込むことで、トランプ政権がIMFの戦略や融資判断などで影響力を強める可能性がある。
 カッツ氏は財務省で、米国とウクライナの鉱物資源を巡る協定や、米中協議などに携わった。同省では10年以上にわたって、国際担当財務次官のシニアアドバイザーなどを歴任。また、米保守系シンクタンク、マンハッタン研究所のシニアフェローも務めた。 

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