20211001 21年8月の労働力調査(完全失業率) 2021年10月01日 11時19分

                            2021年10月01日作成

  21年8月の労働力調査・完全失業率

 ・2021年8月分の労働力調査の結果が10月1日に総務省統計局から発表されましたが、

 ポイントは以下の様になっています。

・就業者数は6,693万人、前年同月に比べて17万人の増加、5か月連続の増加となります。

・完全失業者数は193万人、前年同月に比べて13万人の減少。2か月連続の減少です。

・完全失業率は(季節調整値)、2.8%。前月と変わりませんでした。

※求職理由別に前年同月と比べると、「勤め先や事業の都合による離職」が4万人の減少、

「自発的な離職(自己都合)」が2万人の増加、「新たな求職」が3万人の減少となっています。

(以上、労働力基本調査(基本集計)2021年8月分結果の抜粋でした)。




( 雑 感 )

 ( 完全失業率の長期推移 )


 上表は、2000年1月からの完全失業率の推移。リーマン・ショック時は5.5%まで上昇しましたが、回復に向かった後、アベノミクスで趨勢的に低下、今回の新型コロナ感染拡大に休業者は増加したものの、政策対応もあって、それほどの完全失業率の上昇には至らなかったとみています。ただ、アフター新型コロナにおける社会の構造変化による影響はこれから、トレースが必要です。

                                                       (了)