20211022 21年9月の消費者物価指数 2021年10月22日 13時17分

                             2021年10月22日作成

  2021年9月の消費者物価指数


 (概況)

・総務省から発表された21年9月の消費者物価指数、総合指数は100.1、前年同月比は0.2%の上昇、前月比(季節調整値)は0.4%の上昇でした。

・生鮮食品を除く総合指数は99.8。前年同月比は0.1%の上昇。前月比(季節調整値)は0.1%の上昇となっています。

・生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は、99.3。前年同月比は▼0.5%の下落、前月比(季節調整値)は変わらずでした。



 ・消費者物価指数、総合指数の前年同期比は1年1か月ぶりにプラスに転じました。生鮮食料品により総合の上昇幅が0.47ポイント拡大。

・生鮮食品を除く総合の前年同月比は1年6カ月ぶりにプラスに転じています。

電気代の上昇幅が拡大し、都市ガスの下落幅が縮小するなど、エネルギーにより総合の上昇幅が0.13ポイント拡大。他、生鮮食品を除く食料、教養娯楽用耐久財などが物価の上昇に寄与しました。


     

  上記は、生鮮食品を除く総合指数(2020年基準)の2000年01月からの長期グラフ。リーマン・ショックやアベノ・ミクスなどの時期を除けば、▼1.0%~1.0%の小幅のレンジ内に収まる動きとなっています。人口オーナスはまだこれから、アゲインストの風が更に強くなることが予想されますが、適度の物価上昇が欲しいところです。

                                 (了)