20211028 21年9月の商業動態統計・小売売上高(速報) 2021年10月29日 20時40分

                          2021年10月29日作成

 21年9月の商業動態統計・小売売上高(速報)

 10月28日に経済産業省から発表された2021年9月の商業販売額は、46兆4270億円、前年同月比6.1%増、卸売業が同8.7%増、小売業▼0.6%の減少となりました。季節調整済みの前月比は、商業販売額が3.3%の上昇、卸売業は0.3%上昇、小売業は2.7&の上昇なっています。


 小売業販売額の動向では、自動車小売業が前年同月比▼2.5%の減少、機械器具小売業が同▼4.6%の減少、その他の小売業が▼3.8%減少。増加した方では、燃料小売業が16.4%の増加、織物・衣服・身の回り小売業が同2.5%の増加、飲食料品が小売業が同2.2%の増加となっています。




 上記は、2000年1月からの小売売上高の推移をグラフにしたものです。注目は、小売全体としては2013年以降になって僅かに増加していますが、それでも伸びが鈍いこと。個々の業界別の動きをトレースしたいところです。(前回)。

業種別商業販売額・小売業を2020年以降でみると、ほとんどの業態で売上高は落ち込んでいますが、「燃料小売業」の売上高が2020年1月9,11(10億円)を底に増加、同年12月に11,72(同)まで増加した後、21年7月は11,64(同)と高止まり、9月は10,94(同)となっています。

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