20211029 21年9月の鉱工業生産指数(速報) 2021年10月29日 21時04分

                              2021年10月29日作成

   21年9月の鉱工業生産指数(速報)

( 概 要 )

・10月29日に経済産業省から発表された「鉱工業指数(速報)」の「当月の指数及び基調

判断の解説は」は以下の通りとなっています。『9月の鉱工業生産は、自動車工業を中心

に、汎用・業務機械工業など多くの業種が低下したことを受けて全体としてマイナス、

▼5.4%と3か月の低下。基調判断は「足踏みをしている」に据え置き』としています。

・鉱工業指数は生産、出荷は低下、在庫、在庫率は上昇でした。

・なお、製造工業生産予測調査によると「10月、11月ともに上昇を予測」となっています




主要企業の生産計画を調査した製造工業生産予測調査は、10月は前月比6.4%の増加。11月は5,7%上昇の見込みとなっています。9月調査の9月は0.2%上昇、補正値は▼1.3(▼3.2~0.6)%予想でした。10月の予測指数の補正値計算では、2.4(0.4~4.4)%となっています。

10月の生産計画の上昇寄与の高いのは、輸送用機器、生産用機械工業、電子部品・デバイス業など、低下寄与の高いのは、化学工業、鉄鋼・非鉄金属工業などとしています。



  22年3月期決算会社の中間期・決算短信を読んでいると、「巣ごもり需要」で増加したDIY用品等が堅調に推移も、徐々に平常時へ回帰」、「世界的な部材不足、部材調達に遅れで一部生産活動に遅れ」など、アフターコロナでの着地が想定以上に時間がかかるのかも…と感じます。生産活動からは、目を離すことは出来ません。


                                               (了)