〔NY外為〕円、145円台後半(16日朝) 2025年05月16日 22時46分
【ニューヨーク時事】週末16日午前のニューヨーク外国為替市場では、日米財務相会談を来週に控え、円安是正要求への警戒感が広がる中、円相場は1ドル=145円台後半で小動きとなっている。午前9時現在は145円50~60銭と、前日午後5時(145円63~73銭)比13銭の円高・ドル安。
ニューヨーク市場は145円60銭台で取引を開始した。海外市場では、米長期金利の低下などを手掛かりにドルが売られ、円は一時144円台後半まで上昇。あと、円買い・ドル売りの一服感からドルがやや買い戻されたが、円は底堅く推移している。来週にも開催が検討されている日米財務相会談で、円安是正を要求されるとの思惑が円の買い地合いを支えている。
米商務省が朝方発表した4月の新築住宅着工件数は前月比1.6%増の136万1000戸となった。市場予想(136万5000戸=ロイター通信調べ)をやや下回ったが、市場の反応は限定的だった。市場の関心は、米ミシガン大学がこの後発表する5月の消費者景況感指数(暫定値)、1年先および5年先の期待インフレ率に向いている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1190~1200ドル(前日午後5時は1.1180~1190ドル)、対円では同162円80~90銭(同162円82~92銭)と、02銭の円高・ユーロ安。