住宅購入支援「大間違い」=ハリス氏の政策批判―トランプ氏 2024年08月20日 10時37分

演説するトランプ前米大統領=19日、ペンシルベニア州(EPA時事)
演説するトランプ前米大統領=19日、ペンシルベニア州(EPA時事)

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は19日、民主党候補のハリス副大統領が打ち出した住宅購入時の頭金支援は「大間違いだ」と批判した。米ブルームバーグ通信のインタビューで語った。
 ハリス氏は先週、経済政策を発表し、持ち家を初めて購入する人に2万5000ドル(約370万円)の頭金を支給すると表明。生活費の負担軽減に重点的に取り組むと強調した。
 これに対しトランプ氏は、頭金支援で住宅の供給不足が強まり、価格が上がる恐れがあると主張。頭金の確保に苦労している住宅購入希望者には別の支援策を講じる可能性を示唆した。
 一方、トランプ氏が先に、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に大統領が意見し得るべきだと述べたことに関しては、FRBが大統領の意見を「聞く必要があるということを意味していない」と強調。「わたしが(FRBに)指示するのではなく、発言権を持つべきだということだ」と説明した。
 トランプ氏の発言を受け、同氏が再選すればFRBの独立性が脅かされ、金融政策に対する信頼が損なわれるとの懸念が強まった。 

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