米景気「ほぼ変わらず」=関税で不透明感拡大―FRB報告 2025年04月24日 07時50分

【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は23日、全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)を発表し、経済活動が3月の前回報告から「ほぼ変わらなかった」との見解を示した。「小幅に拡大」とした前回判断を下方修正した。また、トランプ政権の高関税政策を巡る不確実性が「全体的に広がっている」と分析。一部地域では景気見通しが「大幅に悪化した」と指摘した。
自動車関税引き上げによる価格上昇を見越した「駆け込み需要」で、大半の地区で車の販売が「緩やか、もしくは堅調」な伸びを示した。ただ、自動車関連以外の消費支出は総じて減少した。