NY株、反発=FRB議長解任否定で 2025年07月17日 05時31分

米ニューヨーク・ウォール街(資料/AFP時事)
米ニューヨーク・ウォール街(資料/AFP時事)

 【ニューヨーク時事】16日のニューヨーク株式相場は、トランプ米大統領がパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を否定したことに安心感が広がり、反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比231.49ドル高の4万4254.78ドルで終了。解任を巡る一部報道を受けて急落する場面があったが、持ち直した。
 ハイテク株中心のナスダック総合指数は52.69ポイント高の2万0730.49と、3日連続で史上最高値を更新して引けた。
 米ブルームバーグ通信はこの日、トランプ氏が近くパウエル氏を解任する可能性があると伝えた。FRBの独立性が脅かされるとの懸念から売りが膨らみ、株価は昼前に急落。ダウ平均の下げ幅は一時260ドルを超えた。
 ただ、トランプ氏はすぐに記者団にパウエル氏解任を「計画していない」と明言し、「可能性が非常に低い」と火消しに走った。市場の不安が和らぎ、幅広い銘柄が買い戻された。 

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