ハマス、近く米計画への態度決定か=「修正要求」または「拒否」の見方も 2025年10月03日 14時07分

2日、イスラエルによる空爆を受けて煙が立ち上るパレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市(EPA時事)
2日、イスラエルによる空爆を受けて煙が立ち上るパレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市(EPA時事)

 【カイロ時事】イスラエル紙エルサレム・ポストは2日、トランプ米大統領が打ち出したパレスチナ自治区ガザの和平計画に関し、イスラム組織ハマスが近々、受け入れの可否を決定する見通しだと報じた。内情に詳しい関係者の話として伝えた。計画には武装解除や人質全員の解放など、ハマスにとり受け入れ難い内容が含まれており、前向きな返答を行うかどうかは不透明だ。
 同紙は、アラブメディアの報道として、ハマス関係者が「(米計画を)完全に拒否するのではなく、部分的に同意し、人質の引き渡しやイスラエル軍の撤退などについて修正を求める」との見解を示したと伝えた。
 また、英BBC放送は2日、ハマスのガザの軍事部門指導者が米計画に同意しない考えを示唆したと報じた。指導者はこの計画が、ハマスが同意してもしなくても、ハマスを壊滅させることを目的に作られたと批判。戦闘を継続する意思を示したという。 

海外経済ニュース