日経平均、初の4万3000円台=連日の最高値更新―東京株式市場 2025年08月13日 15時35分

初めて4万3000円を上回った日経平均株価の終値を示すモニター=13日午後、東京都中央区
初めて4万3000円を上回った日経平均株価の終値を示すモニター=13日午後、東京都中央区

 13日の東京株式市場で、日経平均株価は初めて4万3000円を上回り、史上最高値を連日で更新した。前日の米国株上昇を好感した買いが広がり、前日比556円50銭高の4万3274円67銭と6営業日続伸した。東証株価指数(TOPIX)も25.54ポイント高の3091.91と、最高値を更新した。
 特に活発に取引されたのは、半導体大手製造装置メーカーやメガバンクをはじめとする大型株で、市場関係者は「海外勢の買いが入った」(大手証券)と分析する。米関税政策を巡る不透明感後退や、決算発表を踏まえた企業業績の改善期待も継続しており、「投資家のリスク許容度も高まっている」(民間シンクタンク)状態だ。
 12日に公表された7月の米消費者物価指数(CPI)がおおむね事前予想通りとなり、米国市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ期待が拡大。投資家心理が上向き、米主要株価指数がそろって上昇した。この流れを引き継いで、東京市場でも半導体や人工知能(AI)関連株を中心に、幅広い銘柄が値上がりした。 

FED(最新10件)