円上昇、一時146円台=FRB理事解任で、株600円超安―東京市場 2025年08月26日 10時01分

東京証券取引所の石碑看板=東京都中央区
東京証券取引所の石碑看板=東京都中央区

 26日午前の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=146円台に上昇した。トランプ米大統領がクック連邦準備制度理事会(FRB)理事を解任すると発表。中央銀行の独立性への懸念や、トランプ氏が求める利下げに積極的な人物を後任に指名するとの思惑で147円台後半から急伸したが、その後ドルの買い戻しも入った。午前11時現在は147円31~32銭と前日比02銭の円高・ドル安。
 一方、東京株式市場は、為替の円高を嫌気して幅広い銘柄が売られる展開となった。日経平均株価は、前日の米株安を受けて下落して始まったが、直後にFRB理事解任が伝わり下落幅が拡大。一時前日比600円超下落した。ただ、その後はやや持ち直し、午前の取引は453円29銭安の4万2354円53銭で終了した。 

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