〔東京外為〕ドル円、147円台後半=厳しい米相互関税で急落(3日午前9時) 2025年04月03日 09時04分
3日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、トランプ米大統領が発表した相互関税が厳しい内容になったことを受けて一気に売りが強まり、1ドル=147円台後半に急落している。3月14日以来、3週間ぶりの安値水準。午前9時現在、147円87~89銭と前日(午後5時、149円65~65銭)比1円78銭の大幅なドル安・円高。
前日の海外市場では、欧州時間は調整売りが優勢となり、米国時間の序盤に149円近くに下落した。その後、強めの米経済指標を受けて中盤にはいったん150円20銭台まで上値を伸ばしたが、終盤は米相互関税を受けて一気にリスク回避に傾いた。ドル円は149円30銭台に急落した。
東京時間の早朝は一段と売られ、147円台後半に大幅に続落している。米相互関税は一律で10%を課すほか、日本を含めた主要な貿易相手国に20~30%台の大幅な上乗せの税率も適用する。これを受けて「厳しい内容の相互関税であり、世界経済への打撃が懸念される」(FX業者)との見方が台頭し、急速にリスク回避に傾斜した。
東京時間の日中は「日経平均株価は大幅な下落を演じる公算が大きく、それに伴って改めてリスク回避のムードが強まる恐れがある」(大手邦銀)。ドル円は前日の海外時間の高値(150円台半ば)から大幅に下げた状態にあるが、「底打ち感はなく、なお下値を切り下げやすいのではないか」(同)との声が聞かれる。
ユーロは対円で軟化。対ドルは上昇。米相互関税でユーロ買い・ドル売りが先行した。午前9時現在、1ユーロ=161円25~26銭(前日午後5時、161円49~51銭)、対ドルでは1.0903~0904ドル(同1.0791~0792ドル)。