〔NY金〕反発、3166.20ドル=史上最高値更新(2日) 2025年04月03日 03時31分
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、トランプ米大統領による相互関税の発表を控え様子見ムードが広がる中を、安全資産としての金需要が根強く、反発した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比20.20ドル(0.64%)高の1オンス=3166.20ドル。中心限月の清算値ベースで2日ぶりに史上最高値を更新した。
トランプ氏はこの日午後、ホワイトハウスで演説を行い、貿易相手国に同水準の関税を課す相互関税の詳細を明らかにする。同氏は米国が長年、貿易相手国から「ぼったくられてきた」との見解を示し、巨額の米貿易赤字を問題視している。相互関税に関しては、米メディアによると、国・地域ごとに関税率を設定する方法や、ほぼすべての輸入品に一律20%の関税を課す案など複数案が浮上。いずれの手法でも「米国史上最大規模の関税賦課」(米ブルームバーグ通信)になる可能性があるという。市場参加者らが発表内容待ちの状態の中、警戒感から安全資産としての金買いが優勢となった。
この日の外国為替市場で対ユーロでドルが下落したことも、ドル建てで取引される商品の割安感につながり、相場を下支えた。
一方、米民間雇用サービス会社ADPが朝方発表した3月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数(季節調整済み)は、前月比15万5000人増となった。市場予想(ロイター通信調べ)の11万5000人増を上回ったが、市場の反応は限られた。
市場は、米サプライ管理協会(ISM)が3日に発表する3月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)や、米労働省が4日に発表する3月の雇用統計にも注目している。