〔NY外為〕円上伸、一時145円台前半=半年ぶり高値(3日午前10時05分) 2025年04月03日 23時25分
【ニューヨーク時事】3日午前のニューヨーク外国為替市場では、トランプ米政権による相互関税導入を背景にリスク回避の円買い・ドル売りが加速し、円相場は一時1ドル=145円19銭近辺まで上伸した。145円台を付けるのは2024年10月上旬以来、約半年ぶり。午前10時05分現在は145円40~50銭と、前日午後5時(149円30~40銭)比3円90銭の大幅な円高・ドル安。
トランプ米大統領は2日、日本を含む貿易相手国に同水準の関税を課す相互関税を導入すると発表。日本には計24%を課す。中国、欧州連合(EU)が米相互関税への対抗措置を講じる姿勢を示したため、世界的な貿易戦争激化への警戒感が高まり、安全資産としての円を買ってドルを売る動きが活発化した。
米サプライ管理協会(ISM)が発表した3月の米サービス業購買担当者景況指数(ISM)は50.8と、前月(53.5)から2.7ポイント低下。市場予想(ロイター通信調べ)の53.0も下回った。これを受けて、米景気減速懸念が改めて広がり、リスク回避の円買い・ドル売りが加速した。
ドルは対ユーロでも下落。午前10時05分現在は1ユーロ=1.1090~1100ドル(前日午後5時は1.0843~0853ドル)。ユーロの対円相場は1ユーロ=161円30~40銭(同162円10~20銭)と、80銭の円高・ユーロ安。