北米各地で皆既日食=壮大な天体ショーに歓声 2024年04月09日 07時38分
【ワシントン、ニューヨーク時事】北米大陸で8日、皆既日食が観測された。北米では2017年以来、約7年ぶり。大勢の人々が各地で空を見上げ、壮大な天体ショーに歓声を上げた。
米航空宇宙局(NASA)は、皆既日食が観測可能な地域には約3160万人が住んでいると推定。米メディアによると、部分日食も含めると、米国民の約99%が何らかの日食を観測できたという。
東部ニューヨーク州のニーシャさん(50)は「感激した。生きている間に見られるのは今回が最後だろう」とため息を漏らした。カイルさん(36)も「一生に一度の経験だ」と興奮気味に語った。
地球は太陽の周りを、月は地球の周りをそれぞれ回っているが、この三つが一直線に並ぶことで皆既日食が生じる。次回は米国では44年に、日本では35年に観測できる。