業務用に動画生成アプリ=6月から試験提供―米グーグル 2024年04月10日 07時32分
【ラスベガス時事】米グーグルは9日、業務効率化サービス「ワークスペース」で、生成AI(人工知能)を使って動画を作れるアプリ「Vids(ビッズ)」を6月から試験提供すると発表した。事業などに関するイメージを共有できる資料を効率良く作成することで、会議の円滑化が図れるとしている。
グーグルが開発した、文章だけでなく画像や動画も示せる複合型の生成AIの基盤モデル「ジェミニ」を活用。担当幹部はネバダ州ラスベガスで開いたイベントで「動画制作だけでなく、優れた語り手になる手助けをしてくれる」と語った。
ビッズは作りたい動画の内容を入力すると、複数の見せ方を提案。選択後に動画を生成し、読み上げる文章も示す。グーグルが用意した言語と「エネルギッシュ」といった感情表現のセットを選べば、自動の音声が付くほか、利用者自身が読み上げた音声も使える。