乱射少年の両親、禁錮10年超=過失致死で指針上回る―米 2024年04月10日 08時13分

9日、米ミシガン州デトロイト近郊の裁判所に出廷した父ジェームズ・クランブリー(手前左)と母ジェニファー(同左から3人目)両被告(AFP時事)
9日、米ミシガン州デトロイト近郊の裁判所に出廷した父ジェームズ・クランブリー(手前左)と母ジェニファー(同左から3人目)両被告(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米中西部ミシガン州の高校で2021年に当時15歳の少年が銃を乱射して11人を死傷させた事件で、地元裁判所は9日、過失致死罪に問われていた少年の両親に対し、少なくとも禁錮10年の判決を言い渡した。米メディアによると、子どもが起こした学校での乱射事件で両親が過失致死罪に問われ、有罪となったのは米史上初めて。
 量刑は州が定める指針の約7年を上回った。裁判官は「(事件を防ぐ)機会は何度もあったが無視された。(両親は)応えるべきだった」と指摘。判決が乱射事件の抑止力になるべきだと述べた。 

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