ラファ巡り来週にも協議=作戦「差し迫っていると思わず」―米国務長官 2024年04月10日 08時56分

9日、ワシントンで記者会見するブリンケン米国務長官(AFP時事)
9日、ワシントンで記者会見するブリンケン米国務長官(AFP時事)

 【カイロ時事】ブリンケン米国務長官は9日、イスラエルが計画を承認したパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの地上侵攻について、イスラエル側から作戦の日程は告げられていないと明らかにした。ラファに関して来週にもイスラエルと協議する考えを示し、「協議前に行動を取るとは予想していない。差し迫っているとは思わない」と述べた。ワシントンでの記者会見で語った。
 イスラエルのネタニヤフ首相は8日、作戦に関し「期日がある。必ず起きる」と明言。ラファはイスラム組織ハマス最後の拠点とされ、ネタニヤフ氏は「人質全員の解放と完全勝利」には侵攻が必要だと主張した。ただ、約150万人が避難しているラファでの作戦は民間人の犠牲拡大が必至で、米国は反対している。 

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