岸田首相演説に高評価=米議会、総立ち拍手も 2024年04月12日 07時04分

11日、米首都ワシントンの連邦議会で演説する岸田文雄首相(EPA時事)
11日、米首都ワシントンの連邦議会で演説する岸田文雄首相(EPA時事)

 【ワシントン時事】岸田文雄首相は11日の米議会の上下両院合同会議での演説で、10回以上総立ちの拍手を受けた。米議会が民主、共和両党の激しい対立で機能不全に陥る中、日米の強固な連携を訴えた演説に、両党から評価する声が聞かれた。
 民主党下院トップのジェフリーズ院内総務は「とても重要な演説だった。首相は米国の指導力が今こそ必要だと明確にした」と表明。同党のステニー・ホイヤー下院議員も「素晴らしかった。議会、米国の全体が演説を評価したと思う」とたたえた。
 一方、共和党のジョンソン下院議長は「安全で安定したインド太平洋に向けた首相のビジョンを聞けたことを光栄に思う」と強調。同党のジム・リッシュ上院議員も「日本は揺るぎない同盟国で、防衛と経済安全保障での協力は最も重要だ」と指摘した。
 首相は約35分間にわたって身ぶりも交え、英語で演説。発音が不明瞭になった場面もあったが、終了後には記念撮影やサインを求める議員の列ができ、20分以上歓談が続いた。 

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11日、ワシントンの米議会で演説を終えた岸田文雄首相(右)(EPA時事)
11日、ワシントンの米議会で演説を終えた岸田文雄首相(右)(EPA時事)

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