海外経済ニュース

　【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のジェファーソン副議長は１６日の講演で、今後の経済指標で予想以上のインフレ持続が示されれば「景気抑制的なスタンスをより長期間維持することが適切になる」と述べ、現行の金利水準を当面続ける可能性を示唆した。２０２４年内の利下げ想定については言及しなかった。
　ＦＲＢは３月の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で、政策金利を年５．２５～５．５０％に５会合連続で据え置くことを決めた。その上で、今年中に３回利下げするシナリオを提示していた。ただ、このところの強い経済指標を受け、市場では利下げ観測が後退している。